ご入居者3名に対し介護・看護職員2名(常勤週40時間換算)がお世話する、介護保険給付基準の2倍以上の手厚い人員体制です。24時間の介護だから、日常の健康管理・退院後の療養介護・緊急時の対応もお任せください。
※夜勤時(20時〜翌7時)は、介護員5名・看護師1名の体制となります。
当ホームでは、認知症ケア指針の『利用者が望む生活』実現のため、「これまでどのような暮らしをされてこられたのか」「何を大事にしたいと思われているのか」など、個人のこれまでの生活歴を重視したケアに取り組んでいます。その実施の為、ご入居してすぐに「私の人生」の小冊子の作成や、「笑顔を引き出すケア」の取り組みを行っています。
「私の人生」とは、介護する私たち宛てに作成するもので、ご自身の「知っておいてほしい好きなこと(例えば、想い出の場所、家族のこと)」「これからの生活に対する望み」などが記入できる小冊子になっています。また、「笑顔を引き出すケア」は、これまでの生活習慣や時間の過ごし方を知り、「今の施設生活の中でも続けていけることは何か」「どんな気持ちでおられるのか」をスタッフ間で共有し、ご自身の力を発揮する機会や笑顔になれるケアに結びつけていくものです。
認知症が進行しても、ご自身が望んでおられることを入居時に残しているので、どんな思いでおられるのかを想像しやすくなります。そして何より、認知症ケアを安心して受け入れていただくためには、大切に思っておられることを、介護する私たち側が汲み取っていくことが求められます。
施設入居は、新しい生活のスタートではありますが、過ごされて来たこれまでの生活の延長線でもあると思います。過去から現在、未来を紡ぐ当ホームのケアにより、入居後の安心した生活をお約束いたします。
認知症介護指導者 吉田 学美
重度の認知症の方にも、専門資格をもったスタッフを中心にお世話いたします。
どなたにも、記憶の奥深くに大切に残された足跡があります。
ホームにお迎えしたその日から、ご入居者の足跡をたどる1冊のノート『私の人生』作りが始まります。
私たちスタッフがより手厚い体制で、これからも、その方らしくお過ごし頂くためのお手伝いをいたします。
これまでの認知症のご入居者の皆さんへの支援を通じ、ご入居者が望まれている生活を送って頂けるように
「認知症ケア委員会」で行動指針を取りまとめました。
私たち従業員が認知症の方々へ関わる時に常に心に留めて支援をおこなう指針です。
私たちは、認知症とともに生きる利用者のあるがままを受け入れ、
「利用者が望む生活」を送って頂けるよう、最期まで支え続けます。
私たちは、認知症とともに生きる利用者のあるがままを受け入れ、「利用者が望む生活」を送って頂けるよう、最期まで支え続けます。
1.コミュニケーションを大切にします。
1)いつも笑顔で会話します。
2)ゆっくりとわかり易く伝えます。
3)言葉以外のコミュニケーション方法も大切にします。
2.心地よい空間を提供します。
1)生活歴を理解します。(「私の人生」の活用)
2)これまでの生活のリズムを尊重します。
3.利用者にとって最適な人間関係を築きます。
1)誰かのために、何かをしたいと思う気持ちを大切にします。
2)言葉にできない想いを代弁します。
2016年10月
ファインフォレスト株式会社
ホームには看護師が24時間常駐し、介護スタッフと連携をとり日常の健康管理に努めています。バルーン留置等、医療的ケアが必要な場合もご安心ください。
また、ホーム内に開業している在宅療養支援診療所「おひさまクリニック」と連携し、24時間体制の医療支援が受けられます。歯科・眼科・皮膚科の専門医による往診も充実しています。
近隣の神戸掖済会病院・神戸徳洲会病院・舞子台病院の3つの総合病院とも連携し、精密検査や専門治療も受けることが可能です。通院の際には、そばにスタッフが付き添い、ご家族様にいち早くご報告します。
※医療機関から提供された「情報提供書」の詳細によっては、一部お受けできない場合もあります。
理学療法士(PT)が2名体制
体力維持や機能回復には、ご本人の意欲がとても大切です。ホームには経験豊かな理学療法士(PT)が2名在籍し、ご入居者が楽しくリハビリに取り組めるようお手伝いしています。
毎日を元気に過ごしていただくために、リズム体操・バンド体操・体力測定等のプログラムも定期的に実施しています。
『抱え上げない介護』とは、「持ち上げない・抱え上げない」介護の略で、近年、北欧やオーストラリアで推進されているケアの方法です。
「腰痛は職業病であってはいけない」という理念のもと、オーストラリアの看護・介護を大きく変えてきました。また、デンマークでは介護看護職の20kg以上の重さの持ち上げが法律で禁止されています。日本国内でも、『抱え上げない介護』に取り組む施設・病院が増えてきました。私たちも、会社から参加したオーストラリア研修およびデンマーク研修で『抱え上げない介護』に触れました。
デンマークでは、北欧式介護として、リフト(機械)やスライディングシート(持ち上げずにすべらせるシート)が紹介されていました。基本はすべて「持ち上げない・抱え上げない」です。実際に体験してみて、その驚くべき「楽さ」に感動しました。「こんなに楽をしていいのか」と。又、私たちが楽に介護ができるだけでなく、そのことが利用者にも無理な力を加えない、圧迫感を感じさせない(すなわち、利用者にとっても楽である)ということに気づきました。今までの力任せの介護は、私たちの腰に負担がかかっていただけでなく、利用者に縮みあがるような怖い思いを抱かせていたことを知りました。
「介護」に携わる者の心構えとして大事なことは介護をする人間がけがや病気になってはいけないということです。私たち介護者がけがや病気で利用者の側を離れたら、いったい利用者の支援を誰がして差し上げるのでしょうか。私たち介護者が常に健康であること、そして笑顔で支援することが何よりも重要だと確信しています。
ホーム長 高谷智幸
私たちフォレスト垂水の従業員は、利用者に対してはもちろんのこと、
従業員にとっても安全な環境を確保するため、「持ち上げない・抱え上げない」を合言葉に、
自らの身体的負担を軽減し、より安全に利用者支援をおこなうことを宣言します。
制定:2011年5月10日
【前 文】
高齢者施設で働く私たちは、まず自らが健康体であることが求められます。
今後は、当施設で働く従業員が介護技術の「基」として取組むよう、同宣言を表明します。
【条 文】
1.私たちは、止むを得ない場合を除き、力任せで利用者の身体を持ち上げません。
2.私たちは、介助を不自然な姿勢や、力任せでおこなわない為に必要な補助器具・福祉用具を適切に使用します。
3.私たちは、利用者の主体性を優先し、可能な限り自力の移動を促します。
4.私たちは、移動・移乗の技術向上を目指し、継続して教育・訓練をおこないます。
以上