Yさま
[ご入居歴]10年5ヶ月(2017年12月時点)
[ご年齢]76歳 女性 [ご入居前のお住まい]兵庫県尼崎市
ご入居前の2006年に、脳膿瘍で病院に救急搬送、開頭手術という大病をされました。身体にマヒが残ったYさまのために、息子さまが当ホームへの入居をお申し込みになられました。
ホームに入居された時は車椅子を使用されていましたが、毎日熱心にリハビリに取り組まれ、入居3年目には杖なしでも歩けるほどにまで回復しました。ご家族の皆さまも大変喜ばれています。
いつもにこやかで、スタッフにも優しく、他のご入居者の皆さんにも心配りをされるYさま。リフォームしたお洋服でのファッションショーに息子さまとともに出演されるなど、ホームでの生活を楽しまれています。
歩行ができるようになり、ご家族様との外出を楽しみにされていたある日、居室で転倒。大腿骨頚部骨折をされました。それでも、持ち前のバイタリティでより一層リハビリに取り組まれて、見事に再び歩けるようになられました。
スタッフに心配をかけないようにと遠慮されることもあり、言葉にされない体調の変化を見逃さないように支援をおこなっています。
食事のとき、レクリエーションのとき、とても楽しそうに過ごされる姿に、スタッフも癒やされています。
Hさま
[ご入居歴]8年(2017年12月時点)
[ご年齢]69歳 男性 [ご入居前のお住まい]神戸市内
ご入居前は、奥様と二人暮らし。「これから二人で共に楽しい生活を」と思っていた矢先の63歳の頃に脳出血で倒れ、大手術により一命を取り留めましたが、身体にマヒが残りました。このため、介護する奥様の負担も考え、ご入居を決断されました。
ホームの中では、身の回りのことを自分でできるよう、持ち前のバイタリティでリハビリを熱心に取り組まれています。今では自分で立ち上がることもできるようになりました。お元気な時にヨットで着ていたアロハシャツをもう一度着て、船に乗るのを目標とされています。
ホームで行われるレクリエーションにはほとんど参加され、他の参加者のムードメーカー的な存在です。レクリエーションの様子を携帯電話で写真撮影し、奥様にメールし楽しみを共有されています。また、外出時には必ず奥様にプレゼントをお買い求めになります。ご夫婦の仲睦まじさは、スタッフにとっても大変微笑ましいご様子です。
若い頃はヨットが趣味の「海の男」だったそうです。その頃に着られていたアロハシャツや帽子がお部屋に飾られています。キャプテンキャップにパイプをくわえた昔の姿は、とてもダンディです。
この日のレクリエーションは「季節のメロディー」。吹き抜けのロビーは音響効果抜群。グランドピアノの演奏をバックに、合唱や合奏を楽しまれています。
面会で訪れるご家族様のために、毎週おいしいパンを選ばれています。
お気に入りの色は「赤」。ショールもコーディネートし、お洒落を毎日楽しまれています。