本日は「囲碁・将棋の集い」を開催しました。
今回も各テーブルで白熱した勝負が繰り広げられ、会場は程よい緊張感と笑顔に包まれていました。中でも印象的だった囲碁の一場面を紹介します。
「大東亜戦争後に勤めていた会社で囲碁を覚え、実に80年ぶりに囲碁を打つ」というご入居者と、「40歳の頃に友人から手ほどきを受け、60歳で囲碁教室に通い、初段を取得された」というご入居者の対局。
それぞれの人生の歩みがにじみ出るような対局が盤上で展開されました。普段は異なるフロアでお過ごしのお二人ですが、碁盤を前にすると、そこにフロアの垣根はありません。「あかんか、いかれへんか」「待ちまへんで、私の方が弱いから」そんな関西らしいやり取りに、熱戦を見守る周囲からも思わず笑みがこぼれます。終始和やかな雰囲気の中、互いの一手一手に集中される姿がとても印象的でした。テーブルゲームは、頭を使う楽しさはもちろん、人と人をつなぐ力も感じられる時間となりました。

